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Urban Design Studio 2009

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第三段階第三回全体指導 敷地町会長ヒアリング

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小青田町会ヒアリング 
日時:09年12月16日 15:00
場所:UDCK
参加者メンバー:
歴代小青田町会会長方6名 渡辺、岡田、七妻、緒方(TX建設当時ふるさとセンター建設)、中村(次期町会長)
柏市 柏市北部整備課 高野山
先生方
学生

町会長:歴史の概要について姫神社由緒孝より簡潔なご紹介


[質問]:TXにより開発の前後によって町の変化があったのかどうか?町の中心の移動の変化などは?
町会長:神社を中心にして村が成り立っていた。

[質問]:大字、小字など、どういった単位でコミュニティーが形成されていたのか?
町会長:小青田、大青田の単位。青田は、農作物が恵まれた環境でもあった。谷戸もあり、山もあり、広々とした自然が形成されている。
基本は、集落の仲良しグループで成り立っている。300年前に、21件、青田が存在している。個数も増えている。

[質問]:柏ビレジに住んでいる方、昔から住んでいる人、駅周辺の人々とのつながりはあるのかどうか。
町会長:ビレジとはほとんどない。町会長全体としては、行事、祭り、などで一緒に活動をしている。

[質問]:駅はどこをご利用されますか。
町会長:若い人はたなか駅を使う。小青田の方は、駅をあまり使わない。新しく入居する人が増えている。交流できるような場所を欲している。

[質問]:新しい土地利用計画、生産緑地が今の2割しか残らない。どう思われていますか?
町会長:体験農園については、生産緑地を利用して、交流を生み出すことに期待をしている。農業の後継者が少ない中、一つの方法である。生産緑地を保存していくという意向があり、それらをどう活用していくかは議論になっている。農あるまちづくりを目指している。市役所とURと協議し、来年度より「体験農園」を実行することを計画している。多くの方にご参画頂けることを期待している。
市:柏たなか駅になった理由。
町会長:なぜ、「柏たなか」駅になっているのか。元々たなか村という村があり、本多田中藩が入墾してきたのが名称の機運である。良い政治を行なっていた、ことからたなかという名前を残すという意向があり、TXの駅の名前の一部に反映することとなった経緯がある。

[質問]:開発の前に土地があったという話があった?持っていた農地の場所は家の周りなのか、利根川の付近なのかどうか?
町会長:土地は、家の周りにあった。小青田と大森の間は安田と呼ばれているが、今後は区画整備が行なわれる予定。わき水を利用した水田の実現のための取得。

[質問]:商店などがなく、不便を感じたことはあるか?
町会長:商店などは基本的にはない。不自由だが、車があるから、買い物は遠くに行って行なうものだと感じている。

[質問]:車に乗れなくなった時は?
町会長:若い人に買ってきてもらうような体制を取るつもりである。

[質問]:区画整理前と後とで、悪くなかった点は。
町会長:新しい人との交流の場が形成されていない。散歩する中でのコミュニティーがあるが、その程度である。年代が変わって、30ー40年代は上手くつき合ってくれることを期待している。人口が増えないのは、調整区域に家を立てられないことであった。市街化にするまでは、地元のものだけが残る静かなエリアであった。

[質問]:駅の前はずっと水田だったのかどうか。地盤が弱いことが、畑や水田、家の配置に関与しているのかどうか。
町会長:駅前は、畑だった。一部は水田であった。土壌改良を行なって、整備が可能になるようにしている。駅の東側は、(30年前)八田は、ゴミの廃棄があった。その改良が必要であった。そのエリアは公園にすることを考えている。公式な産業廃棄物処理所として利用されていた。

[質問]:水田の所有はどうなっているのか。
町会長:40丁の地元は20丁、入植してきた人のものが20丁。地元は、平均6反の配分。50%ずつ分けている。
※webより 丁とは面積の単位。1町は10反で3600歩、太閤検地以後は30000歩と定められた。一丁は約99・18アール。

[質問]:今は主産物は株と聞いているが、以前はどうだったのか。
町会長:年代によって、変わる。前はネギ、人参が中心だった、ほうれん草、枝豆。夏作、冬作があるが、時々によって変わる。春先に7、8つの種類を計画する。園主が責任を持つ。

[質問]:美しい農地のあり方はとは?
町会長:以前は生産緑地には柴桜を植えようという方針はあった。

[質問]:平地に合う植物、斜面に合う植物はあるのか?
町会長:基本的には平地の方がいい。昔は知恵を出して、試行錯誤していた。あぜ道は一寸というルールがあった。
町会長:集合農地というのがあるが、区画整理事業の際に、残すことを主張していなかったのが問題。15年前に、スタジオで考案している提案があれば、良かったと思う。


各班のプレゼンに向けての表現方法

モビリティー班:
・五箇所の敷地を選び、5パターンのシーンを演出する予定。
・診療所の動きがキーになる。多様なシステムの融合の仕方がポイント。

農地班:
・1/1000の図面を描く予定。
・住宅地の「小畑」は1/500で表現する予定。

環境技術班:
・再度現地を調査した。
・URの計画が意識する単体の計画や道路の計画とは異なる全体の雰囲気を考慮した空間の提案を構築したい。
・意外に地形の豊かさがある。

コミュニティー/田園住宅班:
・模型を1/500で表現
・基本的には畑や水田の提案。農地班とデザイン的に似てるのか。
・新しく住む人や既存の住民が使う水田の計画。
・断面やパースから3Dのイメージを掴みたい。
・農地は公園的要素がある。
・ネーミングが欲しい。
by urbandesignstudio | 2009-12-16 16:54 | Studio Journal
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